学生がお金を借りる前にチェックすべきこと

借りる前にチェック!学生が借金で失敗しない方法

年齢の若い学生が借金をするのは危険です。なぜかというと、まだお金の価値をよくわかっていないために、どれくらいの金額であれば返済できるかの見極めがつかないからです。借金を考えている学生さんに、借りる前に考えてほしいことをまとめてみました。

お金を借りる理由は様々ですよね。最近では返還義務のある奨学金を、「ただの借金だ」と問題視する動きもあります。昔も今も、お金を借りてでも高等教育を受けた方が生涯賃金が上がるとの考え方が根強く、奨学金はいわば勝ち組になるための投資でした。ところが近年では、大学を出ても思ったような仕事につけず、返済に圧迫される状況から抜け出せない若者が増えています。

ただ、奨学金の返済は月1万円から3万円ほどと、一概に無謀だと非難されるほどの額ではありません。要は、返せる額ならば問題はないわけです。毎月の収入から支出を引いた残りはいくらになりますか?借入を考えていらっしゃる学生さんには、その点をよく考えてほしいと思います。

メモ帳でかまいませんので、収入と支出をざっと書き出してみましょう。一人暮らしの方はもちろん、実家暮らしの方もあてはまる項目を書いてください。まずは収入です。種類は多くありませんね。自身のバイト代、実家からの仕送り、奨学金などです。合計いくらになりましたか?

次に支出です。こちらはいろいろありますね。人によっても大きく違います。基本的なところとしては、家賃、管理費、駐車場代、電気代、ガス代、水道代、携帯電話代、固定電話代、インターネットプロバイダ料、ケーブルテレビなど契約しているものの使用料、食費、交通費、ガソリン代、習い事や教材費などがあります。年金や保険料を払っている方もいらっしゃるでしょう。これらは毎月同じくらいの支出になるものです。

他に毎月変わるものとして、外食費、日用品、衣類、雑貨、趣味などの買い物代、友人との交際費などがあります。合計でいくらになりましたか?もっとイレギュラーな出費もありますので、貯金も必要です。友人の結婚式に呼ばれるかもしれませんし、家具や車の修理代が必要になるかもしれません。帰省や旅行のための費用も必要でしょう。

収入から支出と貯金分を引いた額、それが返済にあてられる額です。いくらになりましたか?この時点で既にマイナスだ、という方は、お金を借りてはいけません。返せないことがはっきりしているからです。借金は「ないお金を借りる」ものではなく、「返せるお金を前借するだけ」だということを心に留めておいてください。

プラスの方は、その金額に返済予定期間をかけます。仮に5000円の余裕があって卒業までの20か月間で返したいのであれば、5000×20で10万円を借りても大丈夫……ではありません。利息がつきますので、もっと少ない額しか借りてはいけません。借入先の金利にもよりますので、各金融機関のホームページにある「返済シミュレーション」を利用して、金額を割り出しましょう。

夢のないことを言うのは辛いですが、「いずれ社会人になったら稼げるから、今少しぐらい使いすぎても大丈夫」と考えるのは危険です。就職難で卒業後はフリーターになった場合、月20万円を稼ぐのは大変ですし、約1万5000円の国民年金を自分で納めなければなりません。就職できたとしても、大卒の初任給の平均は20万円程度で、手取りでは17万円ほどです。特に女性は昇給の可能性も低いので、楽観視はしない方が無難です。