手数料は利息より高い?お金を借りる前に提携ATMを要チェック!
お金を借りる際に皆さん、第一に気になさるのが金利かと思います。カードローンの現在の金利は最大で18%程度と高いものです。単純に考えて、10万円借りたら1年間で1万8000円の利息がつくということですから、その大きさは実感できるかと思います。一方で金利が10%であれば、1万8000円のところを1万円で抑えられます。ならば金利が低い方が得、と思われますよね。
大きな額を借りて長期間かけて返済する場合には、確かにそう言えます。ですが実際には、少額を短期間で返すような場合も多いのではないでしょうか。急な出費が相次いだり、転職や休職をしたせいで手持ちのお金が心許なくなってしまった、給料日までの2週間をしのげるだけの生活費が欲しい……そんな場合です。
5万円を2週間借りた場合の利息を計算してみましょう。まず、金利が18%であれば、次のようになります。
[借入額]50000×[金利]0.18÷[年間]365×[実際の借入日数]14=[利息]345
345円です。同じように計算をすると、金利が15%の場合には288円、10%の場合には192円になります。18%と10%を比べると、その差額は153円です。
153円の差は大きい、やはり金利は低い方が良い、そう思われる方も多いでしょう。ここで一つ注意したいのが、利用するATMの手数料です。手数料がかかるか否かによっては、この金利の差の損得が逆転するかもしれません。
提携するATMから借入や返済ができる便利さが、カードローンの売りの一つです。店舗は近くにないけれど、近くのコンビニで利用できるから借りる、という方もいらっしゃるはずです。ではその手数料はいくらでしょうか?
もちろん、借入先によって条件や金額は変わってきます。時間帯、取引額、取引内容、ATMの種類によっても異なります。銀行カードローンで、自行のATMからならいつでも無料というところもある一方で、直営店舗以外からの利用だといつでも手数料がかかるという業者もあります。ATMが利用できない時間帯もあるでしょう。
そのため、借入先を選ぶ際には金利だけでなく、店舗やATMの使いやすさも充分に確認することをおすすめします。自宅や職場から通いやすい場所にあって、手数料が無料の時間帯に自分がそこに行けることが理想です。場所や時間帯が自分の生活環境に合わないとすれば、借りるたび、返すたびに100円、200円余計にかかってしまいます。大きな額ではありませんが、結果として利息以上の出費になる可能性があります。