カードローンは個人向け、法人ならビジネスローンが便利
どうしてもお金が必要なときに簡単な手続きだけで融資を受けられるカードローンはとても便利です。ただしカードローンは基本的に個人を対象としたものですので、事業資金としての利用は不可との注意書きがある場合がほとんどです。法人として借りたい場合にはビジネスローンを利用しましょう。
ビジネスローンが個人向けカードローンと違う点には以下のようなものがあります。
1.融資額が高い
個人向けですと最高でも800万円程度、加えて年収の3分の1までという規制がつく場合もあります。ビジネスローンでは、数千万円のものもあります。総量規制の対象外ですので年収との関係もありません。ただ、金利は比較してそれほど低いわけではありません。
2.必要書類が多い
カードローンと同じように担保や第三者の保証人は必要ありません。とはいえ、運転免許証だけあれば借りられる、というわけにはいきません。借りられる条件は、税金未納がないこと、債務超過がないこと、業歴が2年以上あること、などです。それらを証明するための書類として、納税証明書、2期分の決算書、商業登記簿謄本などを提出する必要があります。
3.融資までに時間がかかる
通常の融資と違って、第三者の保証人、事業計画書、返済計画書などが必要ないために審査にかかる時間も短く済みます。通常の融資であれば一か月近くかかるところ、ビジネスローンであれば一週間以内に融資を受けられます。とはいえ個人向けカードローンでは即日融資を売りにしているところが多いので、それに比べると時間がかかる印象です。
事業をされている方で、急にお金が必要になった、という場合には便利です。一方で、既に事業を興されている方向けのローンですので、開業資金としては使えない点に注意が必要です。