結局いくら払えばいい?金利を計算して計画的な借金返済を!

お金を借りるときに気になるのが金利です。なるべく高いよりは低い方が良い、ということはわかりますが、実際にどれだけ損や得をするのかは具体的な数字を見ない限りわかりません。計算方法を覚えて、自分の状況ではいくらになるのかを考えてみましょう。

利息の計算方法は次のようになります。
[借入残高]×[金利]÷[365]×[借入日数]=[利息]
詳しく見ていきましょう。

まず借入残高に金利をかけます。この金利は、年利や実質年率とも呼ばれる通り、1年を単位として設定されています。借りてから返すまでの期間を単位とするのではないという点に注意が必要です。たとえば、10万円を金利10%で借りたとすれば1年間につく利息は1万円です。これを1年より短い期間で返せば利息はもっと少なくなりますし、期間が延びればもっと大きくなります。

金利は1年を単位としていますが、実際にはぴったり1年後に一括返済するわけではありません。借りた日から返した日までの日割りで計算されますので、365日で割って借入日数をかける、という手間が加わります。では、具体的な数字をあてはめてみましょう。

10万円を金利18%で30日間借りた場合の利息です。
100000×18%÷365×30=1479
金利の「18%」は、計算機の「%」を使ってそのまま「18%」と打ち込むか、あるいは数字に置き換えて「0.18」と打ちます。

計算式自体は難しくありませんね。ただし、この計算でわかることは、「10万円の借金がある状態で30日後に払う利息はいくらか」ということだけです。一括返済をする場合には参考になりますが、リボ払いで毎月返済するような場合にトータルで利息がいくらになるのか、どれだけの期間で返し終わるのかは、この計算からはわかりません。

月々の返済額が少なく抑えられるリボ払いでは、総額や期間が具体的にどれだけになるのかがわかりにくいという特徴があります。リボ払いで具体的な数字を知りたい場合には、金融機関のホームページにある返済シミュレーションで試算することをおすすめします。月々の返済額が少ないということはそれだけ期間が長くなるはずです。計算したら出費の総額は思ったより多かった、という発見があるかもしれません。借りる前に月々の支払額や期間をシミュレーションして、返済計画を立てるようにしましょう。

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