何歳まで借りられる?カードローンと年齢制限

比較的誰でも借りられるイメージのカードローンですが、実は年齢制限があります。下限は20歳で、上限は金融機関によって異なるものの、だいたい60歳から69歳までです。理不尽に感じられる方もいらっしゃるでしょうが、返済を前提に考えると、そうならざるを得ないようです。

まず、未成年の方が借入をするのは難しいと言えます。まだ収入が乏しいから、という理由もあるでしょうが、法律に関係した事情もあります。未成年の方は法律上の契約ができません。相手が未成年と知っていて契約した場合には、未成年の側から申し立てをすれば契約を無効にすることができます。それでは貸す側は安心して貸すことができません。

高齢者が借りられない事情は別のところにあります。60歳を過ぎるとおおよそ定年となり、安定した収入のない方も多くなります。カードローンは毎月少額ずつ長期間かけて返す方法が一般的ですので、数年先まで確実に収入があるかが焦点となってきます。申込みの段階では働いていらっしゃったとしても、返済が終わるまでの間に病気等で退職される可能性も考えられます。また高齢者ご本人にとっても、収入の少ない状態での返済は負担になることでしょう。

お金が必要だけど年齢制限にひっかかる、という場合には、別の方法を検討なさってください。学生であれば、数は少ないですが、18歳以上から利用可としている学生ローンもあります。奨学金もありますね。ただ、なるべくなら自分で働いてどうにかする方が無難です。昨今の不景気を受けて就職難と奨学金返済とが二重の負担となり、社会人生活を自己破産からスタートさせる人もいるようです。

いっぽう高齢者であれば、生活保護の申請が通りやすいはずです。借りたい理由が生活のためであれば、返済の必要がない生活保護の方が安心して暮らせるのではないでしょうか。あるいは、老後に始めた趣味のために借りたいのかもしれませんね。目的がはっきりしている場合にはフリーローンが適当ですが、こちらは年金収入のみの方は利用できないケースが多いようです。資産をお持ちでしたら、担保有りのローンを考えてみてください。

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